境港市議会 2006-03-24
平成18年第1回定例会(第5号 3月24日)
平成18年第1回
定例会(第5号 3月24日) 3月
定例会
第1回
境港市議会(
定例会)会議録(第5号)
平成18年3月24日(金曜日)午前10時開議
第1
会議録署名議員の指名
第2 発言の
取り消しについて
第3 議案第6号 議案第17号 議案第18号 議案第19号 議案第20号
議案第21号 議案第22号 議案第23号 議案第32号
議案第35号 議案第36号
陳情第1号 陳情第4号 陳情第11号 陳情第13号 陳情第14号
(
総務文教委員会委員長報告)
議案第7号 議案第8号 議案第9号 議案第10号 議案第11号
議案第12号 議案第13号 議案第14号 議案第15号 議案第16号
議案第24号 議案第25号 議案第26号 議案第27号 議案第28号
議案第29号 議案第30号 議案第31号
議案第33号 議案第34号
陳情第2号 陳情第3号 陳情第5号 陳情第6号 陳情第7号
陳情第8号 陳情第9号 陳情第10号 陳情第12号 陳情第15号
最初に、
特別会計の予算について審査の結果を申し上げます。
議案第7号は、平成18年度境港市
国民健康保険費特別会計予算であります。
保険給付費の実績に
診療報酬の引き下げなどを考慮し、
予算総額をほぼ前年度並みの32億9,600万円余とするものであります。審査の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。ただし、1名の委員から反対の
意思表示がありました。
次に、議案第8号は、平成18年度境港市
駐車場費特別会計予算であります。駐車場の
維持管理費など所要の経費を計上するものであります。審査は、
収入未済について質疑を行い、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第9号は、平成18年度境港市
下水道事業費特別会計予算であります。上道町や東雲町など、工事の進捗に伴う所要額に
汚水処理場の
維持管理費及び
施設改築の委託料、加えて事業所の
移転補償費を計上し、
予算総額を前年度並みの20億3,100万円余とするものであります。審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第10号は、平成18年度境港市
高齢者住宅整備資金貸付事業費特別会計予算であります。前年同様5件の貸し付けを見込み、事業費を計上するものであります。審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第11号は、平成18年度境港市
老人保健費特別会計予算であります。
医療給付費の実績に
診療報酬の減額などを考慮し、
予算総額は前年度を若干下回る36億8,600万円余とするものであります。審査の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。ただし、1名の委員から反対の
意思表示がありました。
次に、議案第12号は、平成18年度境港市
市場関係者詰所事業費特別会計予算であります。
景気低迷が続く中で、前年度並みの事業費を計上するものであります。審査は、
管理委託料や
空き部屋対策について質疑を行い、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第13号は、平成18年度境港市深田川
土地区画整理費特別会計予算であります。
一般会計からの繰入金に
保留地処分金を加算、公債費に計上するものであります。審査は、停滞する保留地の処分について質疑を行い、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第14号は、平成18年度境港市境港新
都市土地区画整理費特別会計予算であります。これも
一般会計からの繰入金に
保留地処分金を加算、
販売経費と公債費に充当、あわせて
開発公社への貸付金を計上するものであります。審査は、
外部監査の内容について質疑を行い、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第15号は、平成18年度境港市
介護保険費特別会計予算であります。
介護予防の
施策普及など
制度改正に伴う変動があるものの、
介護給付費の実績はおおむね計上され、
予算総額は前年度を上回る22億4,800万円余とするものであります。審査の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。ただし、1人の委員より反対の
意思表示がありました。
次に、議案第16号は、平成18年度境港市
汚水処理施設整備費特別会計予算であります。
既存施設の
元利償還額に加え、
施設改築の
利子償還額を計上するものであります。審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、条例の改正について審査の結果を申し上げます。
議案第24号は、
さかいポートサウナ条例の一部を改正する
条例制定についてであります。この議案は、事業の
直営化移行に伴い所要の改正を行うものであります。審査は、事業の運営と見通しについて質疑を行い、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第25号は、
境港市民バスの運行に関する条例の一部を改正する
条例制定についてであります。この
条例改正は、運行日の変更、加えて
回数券発行の変更を行うものであります。審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第26号は、
境港水産加工汚水処理場設置条例の一部を改正する
条例制定についてであります。この議案は、公の施設の位置づけの見直しにあわせ、施設の改築に伴う使用料の変更を行うものであります。審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第27号は、
境港市営住宅条例の一部を改正する
条例制定についてであります。この改正の要旨は、入居者の構成及び心身の状況によっては、市長が必要と認めた場合、公募によらないで入居を可能とするものであります。また、入居者が入居後の所得に応じて家賃の適正化を図る
条例制定であります。審査の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第28号は、境港市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定についてであります。この議案は、
介護納付金課税額の所得割税率の引き上げを行うものであります。審査の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。ただし、1名の委員より反対の
意思表示がありました。
次に、議案第29号は、境港市
児童デイサービス事業に係る
利用者負担金の徴収に関する条例の一部を改正する
条例制定についてであります。この議案は、国の
税制改正に伴う措置でありますが、
委員会では利用者の
負担軽減の質疑がなされたところであります。審査の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。ただし、1名の委員より反対の
意思表示がありました。
次に、議案第33号は、境港市
介護保険条例の一部を改正する
条例制定についてであります。この
条例改正は、平成18年度から平成20年度までの
保険料率を定めるものであります。審査の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。ただし、1名の委員より反対の
意思表示がありました。
続いて、その他の議案について審査の結果を申し上げます。
議案第30号は、市道の路線の廃止について。同じく議案第31号は、市道の路線の認定についてであります。審査は、2つの議案を一括して審議を行い、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第34号は、
工事請負契約の締結についてであります。本議案は、
境港水産加工汚水処理施設の
改築工事について、3億555万円で
工事請負契約を締結するものであります。
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、陳情について審査の結果を申し上げます。
最初に、陳情第2号は、「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大
運動鳥取県
実行委員会実行委員長、
村口徳康氏ほか1団体からの提出で、
障害者自立支援法に関する要望についての意見書を求める陳情であります。審査の結果、4月からの
制度開始を見きわめる必要があるとの理由で、
全員異議なく、
趣旨採択すべきものと決しました。
次に、陳情第3号は、陳情第2号と同じ
提出者からで、
次世代育成支援策・
保育施設の推進に関わる国の予算の充実等の
意見書提出を求める陳情であります。審査の結果、陳情の趣旨が本市の実情にそぐわないとの意見があり、賛成多数で不採択すべきものと決しました。ただし、1名の委員より採択すべきとの
意思表示がありました。
次に、陳情第5号は、この陳情もさきの陳情と同じ
提出者からで、患者・
国民負担増計画を中止し、保険で安心してかかれる医療を求める
意見書採択の陳情であります。審査の結果、
高齢化社会を迎え、応分の負担は必要であるとの意見があり、賛成多数で不採択すべきものと決しました。ただし、1名の委員より採択すべき、また1名の委員より
趣旨採択にすべきとの
意思表示がありました。
次に、陳情第6号は、この陳情もさきの陳情と同じ
提出者からで、安心できる
介護保険制度を求める陳情であります。審査の結果、本件も制度の維持には応分の負担が必要であるとの意見があり、賛成多数で不採択すべきものと決しました。ただし、1名の委員より採択すべき、また1名の委員より
趣旨採択にすべきとの
意思表示がありました。
次に、陳情第7号は、この陳情もさきの陳情と同じ
提出者からで、
介護保険利用者の食費・居住費の
補助制度を求める陳情であります。審査の結果、陳情第6号と同様に応分の負担は必要との意見があり、賛成多数で不採択すべきと決しました。ただし、1名の委員より採択すべき、1名の委員より
継続審査にすべきとの
意思表示がありました。
次に、陳情第8号は、
語学交流グループと
とりの会代表、
安達克巳氏からの提出で、外国人の受入れに関する意見書の提出を求める陳情であります。審査の結果、この問題は全国的に社会問題化しており、
全員異議なく、
趣旨採択すべきものと決しました。
次に、陳情第9号は、鳥取県
労働組合総
連合議長、田中暁氏からの提出で、
最低賃金制度の改正を求める陳情であります。審査の結果、全国一律の
賃金制度は非現実的であるとの意見があり、賛成多数で不採択すべきものと決しました。ただし、1名の委員より採択すべき、1名の委員より
趣旨採択にすべきとの
意思表示がありました。
次に、陳情第10号は、陳情第9号と同じ
提出者からで、
パートタイム労働者の
均等待遇実現を求める陳情であります。審査の結果、陳情第9号と同様に一律賃金はなじまないとの意見があり、賛成多数で不採択すべきものと決しました。ただし、1名の委員より採択すべき、また1名の委員より
趣旨採択にすべきとの
意思表示がありました。
次に、陳情第12号は、福祉充実の会代表世話人、上山俊二氏ほか1団体からの提出で、障害者が必要な福祉サービスを受けるための条件整備についての陳情であります。審査の結果、4月からの施行であるが、いまだ不透明な部分が見受けられるとの意見があり、賛成多数で
趣旨採択すべきものと決しました。ただし、1名の委員より採択すべきとの
意思表示がありました。
最後に、陳情第15号は、全日本年金者組合境港支部支部長、大上昭氏からの提出で、最低保障年金の実施を求める陳情であります。審査の結果、負担と給付の問題、あるいは相互扶助の原則で制度が成り立っているとの意見があり、賛成多数で不採択すべきものと決しました。ただし、1名の委員より採択すべきとの
意思表示がありました。
以上、
経済厚生委員会に付託された議案並びに陳情について審査の結果を報告いたしました。
○議長(
渡辺明彦君) 次に、
議会運営委員会委員長、南條可代子議員。
○
議会運営委員会委員長(南條可代子君)
議会運営委員会委員長報告を行います。
6日の本
会議終了後、
委員会を開催し、正副
委員長の互選を行い、
委員長に南條可代子、副
委員長に森岡俊夫議員が選出されました。
続いて、常任・特別
委員会について、議案の付託について、
委員会の日程についてなど審議したところでございます。
なお、10日、13日、22日、24日にも
委員会を開き、追加議案などについて審議をいたしました。
以上、
委員長報告を終わります。
○議長(
渡辺明彦君) 次に、
中海問題調査特別
委員会委員長、森岡俊夫議員。
○
中海問題調査特別
委員会委員長(森岡俊夫君)
中海問題調査特別委員会委員長報告を行います。
3月13日、新しい委員により正副
委員長の互選を行い、
委員長に私、森岡俊夫が、副
委員長に平松謙治委員が選任されました。
次いで、22日、竹本助役を初め
関係職員出席のもとに本
委員会を開催し、過去4年間の
中海問題調査特別
委員会の歩みや、中海沿岸5市町議会議長連絡協議会、この協議会は中海を取り囲む松江市、東出雲町、安来市、米子市、境港市の議長で構成する協議会であります。この協議会による鳥取県、島根県両知事への要望活動の取り組みなど、これまでの本
委員会の主な動向について報告確認を行いました。
続いて、1月31日に行われた鳥取県、島根県知事会議の内容及び中海の水質モニタリングに関する確認書並びに中海及び境水道における漁業に関する協定書について協議し、関係する農漁民や地域住民の声が十分反映されるよう、境港市としても積極的に取り組むべきなどの活発な質疑、意見交換が行われました。
昨年合意された森山堤防の一部開削や、先ほど申し上げました中海沿岸5市町議会議長連絡協議会の発足など、鳥取、島根両県の新しい流れの中で、本
委員会は中海圏域の諸問題解決に向け、引き続き調査研究が終了するまで閉会中の
継続審査とすることと決しました。
以上で
委員長報告を終わります。
○議長(
渡辺明彦君) 次に、空港・
基地問題調査特別
委員会委員長、岡空研二議員。
○空港・
基地問題調査特別
委員会委員長(岡空研二君) 空港・
基地問題調査特別委員会委員長報告を行います。
去る3月13日、新たなメンバーによる特別
委員会において、
委員長並びに副
委員長の互選を行い、
委員長に不肖私、岡空研二が、副
委員長に
長谷正信議員が選出されました。
次いで、3月22日にも本
委員会が開催され、竹本助役を初め
関係職員出席のもと、米子空港の利用状況及び滑走路延長事業に伴う周辺振興計画の取り組み状況を各担当者より説明を受けました。その後、委員より国際便の利用状況並びに地域整備計画の進捗について活発な質疑と意見交換がなされたことをあわせて報告いたします。
なお、本特別
委員会は、調査研究が終了するまで、引き続き閉会中の
継続審査とすることに決しました。
以上で
委員長報告を終わります。
○議長(
渡辺明彦君) 以上で
委員長報告を終わります。
討論に入ります。
通告により、定
岡敏行議員。
○13番(定岡敏行君) ただいまの常任
委員会各
委員長報告に関し、幾つかの議案と陳情の扱いについて、反対する立場から討論を行います。
平成18年度の
予算関係議案のうち、議案第6号、
一般会計予算案、議案第7号、
国民健康保険費特別会計予算、議案第11号、
老人保健費特別会計予算、議案第15号、
介護保険費特別会計予算、この可決に反対いたします。
また、議案第17号、市の一般職員の給与に関する
条例改正案は、職員給与に人事評価を連動させる内容を含むもので、本来、市民の顔を見て仕事すべき職員が上司の顔を見て仕事するようになりかねず、住民サービスを旨とする市政を内部から変質させかねないもので、その可決に反対いたします。
議案第23号、
児童クラブ条例の一部改正案は、夏休み、8月分の保護者負担金を今の3,500円から7,000円に、2人目以降は2,000円を4,000円にそれぞれ倍額させるもので、可決に反対。保護者ともっと話し合うべきものと主張いたします。
議案第28号、国民健康保険条例の一部改正案は、国保税の介護保険分を年間1人平均3,100円の増税を行い、議案第33号、
介護保険条例の一部改正案は、介護保険料や利用料の大幅な負担増を求めるものです。それぞれ自民党、公明党の小泉政治の一連の社会保障改悪によって余儀なくされることではありますけれども、この暮らし困難が広がる中、せめて庶民増税による市税増収分ぐらいは軽減措置で市民の負担を和らげるためにつぎ込むべきです。他の自治体では始まっている、そういう独自の努力が全く不十分。可決との
委員長報告に反対し、否決を求めます。冒頭に述べた4本の
予算関係議案反対の主たる理由もここにあります。
議案第29号、児童デイサービス
利用者負担金条例一部改正案は、なりたくてなったわけではない障害者が、当たり前に生きるための必要なサービスまで、利益だとして新たな負担を求めようとする
障害者自立支援法の成立に伴うことですが、関係者の間には自分が死んだ後、この子はどうなる、大きな不安と困惑、障害者殺人支援法だという怒りの声さえ広がっています。市民の声、願いを政治に届ける役目を持つ議員として、このまま容認してよいでしょうか。いずれもその可決に反対し、否決すべきと主張いたします。
続いて、陳情の扱いですけれども、陳情第3号は、保育行政に関する国の予算拡充を要望する陳情、第4号は、
義務教育費国庫負担の堅持を求める陳情ですが、いずれも国の三位一体改革という地方財政攻撃の中で進められている保育関係予算の
一般財源化や、国の
義務教育費負担軽減に反対するものです。少子化や子供たちをめぐる諸問題が深刻化し、子育て環境の整備、その中核とも言える保育所や学校教育の拡充がますます求められている今、国民の当然の要望です。
陳情第5号は、相次ぐ国民負担増に反対し、保険で安心してかかれる医療を求める陳情、第6号は、ますます使いづらくなる介護保険ですが、だれもが安心しできる
介護保険制度を求める陳情です。第7号は、その介護保険で食費や居住費が全額自己負担となったことに対し、新たな
補助制度を求める陳情、そして第15号は、諸外国では当たり前となっている最低保障年金制度の実施を求める陳情です。
これらは今、いずれも切実な国民要求となっているもので、私たち日本共産党は、今も進められているむだな大型公共投資の見直しや、アジアに広がる対話と平和外交の流れの中、新たな可能性が広がっている軍事費の削減。この10年、半減されてきた大企業の税や社会保障負担を、せめてヨーロッパ並みにもとに戻す。こうした国民から見れば当たり前の措置をとるだけで実現できることだというふうに確信をしていますが、どうしたら実現できるのか、その方法をめぐって異論があるとしても、それは実現に向かうための議論、検討の課題であって、市民の声を代弁し、政治に届けるのが仕事の市会議員なら、まずは願いを国に届ける、これが最低限の務めではないでしょうか。なぜ市民の願いをその入り口でシャットアウトしなければならないのでしょうか。
陳情第9号、
最低賃金制度の改正を求める陳情、10号、
パートタイム労働者の
均等待遇実現を求める陳情、11号、安心・安全の
公共サービス拡充を求める陳情、第14号、
市場化テスト法案に反対する陳情については、時間の関係で理由の詳述を省きますけれども、以上10件の陳情について、いずれも不採択との
委員長報告に反対し、採択を主張いたします。
同僚議員の皆さんの御賛同をお願いし、討論を終わります。御清聴ありがとうございました。
○議長(
渡辺明彦君) 次に、平松謙治議員。
○14番(平松謙治君) ただいまの
総務文教委員会委員長報告のうち、議案第6号、平成18年度境港市
一般会計予算並びに議案第17号、境港市一般職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定について、ともに賛成の立場で討論いたします。
まず初めに、議案第6号、平成18年度境港市
一般会計予算ですが、
予算総額123億3,000万円、対前年度4億3,000万円の減額。率に直すと3.4%のマイナスとして示されています。これは
中村市長が将来を考えた上で、自立、持続可能な財政基盤の確立に向けた予算であるという認識を持っています。
厳しい財政状況の中、基本的な市民サービス、そして境港市が独自で行っているさまざまな事業も、ほとんどが継続されることとなっており、一部住民負担については、やむを得ない範囲内で引き上げもありますが、サービス水準は守られていると感じています。
さらに、新たなサービスにつきましても、
子育て支援や教育の分野で、休日保育の実施、境小プールのリニューアルを初めとした教育施設の整備など、
市民ニーズが高く、
事業効果の大きい事業を選択しています。夕日ヶ丘につきましても、具体的な分譲策はまだ出されていないものの、基本的な対策である土地
開発公社の金利抑制については、市の財政に影響がない方法で新たに10億円の無利子貸し付けを創設するなど、工夫がなされています。
また、財政の将来展望の観点では、引き続き人件費を初めとする歳出経費が適切に抑制され、市の貯金である基金の取り崩しは昨年当初より約7,800万円も少ない額、率でいえば40%減に抑えられており、安易に基金を取り崩すのではなく、歳出削減による財源で新たな事業に取り組んでいることがうかがえます。また、市債の借入額が抑制されており、
中村市長が話されたとおり、国の交付税改革の動向いかんにもよりますが、数年先には持続可能な
財政構造の構築が見えてくるのではないかという言葉に頼もしささえ感じております。
以上の理由により、議案第6号、平成18年度境港市
一般会計予算は適切と認め、
総務文教委員長報告に賛成いたすものであります。
なお、行財政改革はここまででよいというものではなく、日々の改革の精神を持って永遠に取り組むべきものだと考えます。これに満足することなく努力を重ねられることを強く要望するところです。
次に、議案第17号、境港市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定について討論いたします。
これは国家公務員に準じて一般職の職員の給与を大きく下げるというものです。そしてもう一つ、この条例には人事評価制度の導入という大きな意味を持っています。今後実施されるであろう人事評価制度において、人事評価の評定と昇給する号給の数をより細かく分類できるように設定されています。
現在はまだ制度として確立していませんが、今後、適切な人事評価制度が確立することを願って、議案第17号、境港市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定を、
総務文教委員長報告のとおり賛成いたすものであります。
以上で討論終わります。
○議長(
渡辺明彦君) 以上で討論を終わり、採決いたします。
まず、議案について採決いたします。
議案第6号、平成18年度境港市
一般会計予算について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、議案第6号は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第7号、平成18年度境港市
国民健康保険費特別会計予算について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、議案第7号は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第11号、平成18年度境港市
老人保健費特別会計予算について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、議案第11号は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第15号、平成18年度境港市
介護保険費特別会計予算について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、議案第15号は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第17号、境港市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する
条例制定について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、議案第17号は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第23号、境港市
児童クラブ条例の一部を改正する
条例制定について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、議案第23号は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第28号、境港市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、議案第28号は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第29号、境港市
児童デイサービス事業に係る
利用者負担金の徴収に関する条例の一部を改正する
条例制定について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、議案第29号は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第33号、境港市
介護保険条例の一部を改正する
条例制定について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、議案第33号は、原案のとおり可決いたしました。
次に、ただいま可決いたしました議案を除く各議案は、それぞれ原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺明彦君) 御異議なしと認めます。よって、議案第8号、平成18年度境港市
駐車場費特別会計予算、議案第9号、平成18年度境港市
下水道事業費特別会計予算、議案第10号、平成18年度境港市
高齢者住宅整備資金貸付事業費特別会計予算、議案第12号、平成18年度境港市
市場関係者詰所事業費特別会計予算、議案第13号、平成18年度境港市深田川
土地区画整理費特別会計予算、議案第14号、平成18年度境港市境港新
都市土地区画整理費特別会計予算、議案第16号、平成18年度境港市
汚水処理施設整備費特別会計予算、議案第18号、境港市一般職の職員の給与の特例に関する
条例制定について、議案第19号、境港市職員の再任用に関する
条例制定について、議案第20号、境港市職員の
退職手当に関する条例の一部を改正する
条例制定について、議案第21号、境港市非常勤の職員に対する
費用弁償条例を廃止する
条例制定について、議案第22号、
教育委員会所管嘱託員(非常勤)の定数及び給与に関する条例の一部を改正する
条例制定について、議案第24号、
さかいポートサウナ条例の一部を改正する
条例制定について、議案第25号、
境港市民バスの運行に関する条例の一部を改正する
条例制定について、議案第26号、
境港水産加工汚水処理場設置条例の一部を改正する
条例制定について、議案第27号、
境港市営住宅条例の一部を改正する
条例制定について、議案第30号、市道の路線の廃止について、議案第31号、市道の路線の認定について、議案第32号、
指定管理者の指定について、議案第34号、
工事請負契約の締結について、議案第35号、
指定管理者の指定について、議案第36号、平成17年度境港市
一般会計補正予算(第7号)は、原案のとおり可決いたしました。
次に、陳情について採決いたします。
陳情第3号、
次世代育成支援策・保育施策の推進に関わる国の予算の拡充等の
意見書提出を求める陳情は、
委員会においては不採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、陳情第3号は、不採択と決しました。
次に、陳情第4号、
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める陳情は、
委員会においては不採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、陳情第4号は、不採択と決しました。
次に、陳情第5号、患者・
国民負担増計画を中止し、保険で安心してかかれる医療を求める
意見書採択の陳情は、
委員会においては不採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、陳情第5号は、不採択と決しました。
次に、陳情第6号、安心できる
介護保険制度を求める陳情は、
委員会においては不採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、陳情第6号は、不採択と決しました。
次に、陳情第7号、
介護保険利用者の食費・居住費の
補助制度を求める陳情は、
委員会においては不採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、陳情第7号は、不採択と決しました。
次に、陳情第9号、
最低賃金制度の改正を求める陳情は、
委員会においては不採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、陳情第9号は、不採択と決しました。
次に、陳情第10号、
パートタイム労働者の
均等待遇実現を求める陳情は、
委員会においては不採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、陳情第10号は、不採択と決しました。
次に、陳情第11号、住民の暮らしを守り、安全・安心の
公共サービス拡充を求める陳情は、
委員会においては不採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、陳情第11号は、不採択と決しました。
次に、陳情第12号、障害者が必要な福祉サービスを受けるための条件整備についての陳情は、
委員会においては
趣旨採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、陳情第12号は、
趣旨採択と決しました。
次に、陳情第14号、
市場化テスト法案に関する
意見書採択についての陳情は、
委員会においては不採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、陳情第14号は、不採択と決しました。
次に、陳情第15号、最低保障年金の実施を求める陳情は、
委員会においては不採択であります。これに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
渡辺明彦君) 起立多数と認めます。よって、陳情第15号は、不採択と決しました。
次に、ただいま可決いたしました陳情を除く陳情は、それぞれ
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺明彦君) 御異議なしと認めます。よって、陳情第1号、庶民大増税に反対する陳情は
趣旨採択、陳情第2号、
障害者自立支援法に関する要望についての意見書を求める陳情は
趣旨採択、陳情第8号、外国人の受入れに関する意見書の提出を求める陳情は
趣旨採択、陳情第13号、
日本郵政公社の
集配局廃止計画の中止を求める
意見書提出についての陳情は採択、
意見書提出と決しました。
次に、特別
委員会委員長の報告についてお諮りいたします。中海問題、空港・基地問題の調査特別
委員会の
委員長報告は、いずれも調査研究が終了するまで閉会中の
継続審査であります。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺明彦君) 御異議なしと認めます。よって、
中海問題調査特別
委員会、空港・
基地問題調査特別
委員会のそれぞれの案件は、調査研究が終了するまで閉会中の
継続審査といたします。
◎日程第4 報告第1号・報告第2号
議案第37号
○議長(
渡辺明彦君) 日程第4、報告第1号、議会の委任による
専決処分の報告についてから、議案第37号、平成18年度境港市
一般会計補正予算(第1号)までを一括議題といたします。
市長の提案理由の説明を求めます。
中村市長。
○市長(中村勝治君) 報告第1号及び報告第2号の報告、並びに議案第37号の提案理由を一括して申し上げます。
報告第1号及び報告第2号は、交通事故の損害賠償額を定めたものであります。法の定めるところにより
専決処分をいたしましたので御報告するものであります。
議案第37号は、平成18年度
一般会計の補正予算第1号であります。鳥取海区漁業調整
委員会委員のうち、選挙による委員に欠員が生じたため、補欠選挙に要する経費135万円余を増額し、その財源として全額県支出金を充当しております。以上によりまして、
予算総額を123億3,135万3,000円とするものであります。
よろしく御審議の上、御決定いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
渡辺明彦君) 質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺明彦君) 質疑を終わります。
討論がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺明彦君) 討論を終わり、採決いたします。
議案第37号、平成18年度境港市
一般会計補正予算(第1号)は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺明彦君) 御異議なしと認めます。よって、議案第37号は、原案のとおり可決いたしました。
〔下西淳史議員退場〕
◎日程第5 議案第38号
○議長(
渡辺明彦君) 日程第5、議案第38号、
監査委員の選任についてを議題といたします。
市長の提案理由の説明を求めます。
中村市長。
○市長(中村勝治君) 議案第38号は、
監査委員のうち、市議会議員のうちから選任するところの委員に、新たに下西淳史氏を選任いたしたく、法の定めるところにより議会の同意を求めるものであります。
よろしく御審議の上、御同意いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
渡辺明彦君) 質疑、討論を省略し、採決いたします。
議案第38号、
監査委員の選任について、原案のとおり同意することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺明彦君) 御異議なしと認めます。よって、議案第38号は、原案のとおり同意することに決しました。
〔下西淳史議員入場〕
◎日程第6
議員提出議案第1号
○議長(
渡辺明彦君) 日程第6、
議員提出議案第1号、「
日本郵政公社の
集配局廃止計画の中止を求める意見書」の提出についてを議題といたします。
提案者の提案理由の説明を求めます。
岡空研二議員。
○3番(岡空研二君) 提案理由は、意見書の読み上げをもってかえさせていただきます。
日本郵政公社の
集配局廃止計画の中止を求める意見書
日本郵政公社が、約4,000局の集配郵便局のうち約1,000局について、郵便物の集配や郵便貯金、簡易保険の営業業務を廃止する方針を固めたと報道された。また2007年10月の郵政公社民営化までに前記廃止計画を実施するとともに、民営化後には集配局は都市部の統括センターに指定される約1,000局に集約するとも報道されている。
鳥取県は、この計画によって、50局ある集配局のかなりが民営化までに減らされ、民営化後には統括センターに指定される鳥取中央、倉吉、米子、境港の4局に減らされることになっている。今の計画では、民営化後の削減率は、全国最高ということになる。これが実施されれば、明らかにサービスが後退し、過疎に拍車をかけ、地域間格差を一層大きく広げ、地域社会と住民のくらしの崩壊につながりかねない。
小泉首相は、郵政民営化について「万が一にも国民の利便に支障が生じないようにしていきたい」と述べてきた。
よってこの公約を守り、計画を中止するよう強く要望する。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
○議長(
渡辺明彦君) お諮りいたします。
議員提出議案第1号、「
日本郵政公社の
集配局廃止計画の中止を求める意見書」の提出について、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
渡辺明彦君) 御異議なしと認めます。よって、
議員提出議案第1号は、原案のとおり決しました。
ただいま可決いたしました意見書は、議長名で関係する諸機関に送付いたします。
◎閉会(11時20分)
○議長(
渡辺明彦君) 以上をもって今期定例市議会に付議された議案並びに陳情の審議を終了いたしました。
これをもって第1回
境港市議会定例会を閉会いたします。御苦労さまでございました。
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
境港市議会議長
境港市議会議員
境港市議会議員...